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銀河ステーション(Kyoichi's Blog)

昨夜は茅ヶ崎で三度目のフラメンコでした!

Patioライブ2008.8.29_01

"堀江朋子さんの「タラント」"


昨夜は茅ヶ崎のスペイン料理店「PATIO」(パティオ)さんで、三度目のフラメンコライブでした!

ギタリストの石井奏碧(かなお)さん、カンテ&ギターの須田隆久さんが3月・5月に引き続き、またまた茅ヶ崎に来て下さいました。

ギタリストの石井さんとは、十年以上のおつきあいです。
卓抜した技術と繊細なセンスを併せ持つ石井さんのギターは、ますます魅力的になって、その深みを増しています。
須田さんのステージにも何度か伺っており、その理知的で多彩なお力に昨夜も驚かされました。須田さんは薩摩琵琶の名手でもいらっしゃいます。

Patioライブ2008.8.29_02

"二部の「ソレア」"


そして、昨夜は以前からずっと観たかった堀江朋子さんのステージを拝見できました。

パリージョ(カスタネット)を手にした「セビジャーナス」から始まったステージ。 瞬時に観客を引き込んでゆくその牽引力にまず圧倒されます。
一部の「タラント」二部の「ソレア」と、昨夜の堀江さんはフラメンコ王道の曲種を踊って下さいました。

力強いアイレ。
圧倒的な熱量を持つシャープで輝くようなサパテアード(足拍子)。
なによりもブラソ(腕)とマノ(手)の美しさには舌を巻きました。
さらには、堀江さんの客席へのあたたかい心を随所に感ずる素敵なステージでした。
そう。彼女のステージは客席に向けた愛に満ちているのです。
こころ震える本当に素晴らしいフラメンコでした。

Patioライブ2008.8.29_03

"須田隆久さん(左)と、石井奏碧さん(右)"


石井さんの腕が光るギターソロの「グアヒーラ」や、須田さんの知的なスペイン語版12拍子「イパネマの娘」などの演奏もすごく楽しかったです。
最後は観客を交えての楽しい「セビジャーナス」。
プロのバイレの方がお見えだったこともあって、大変に盛り上がったフィン・デ・フィエスタ(終演)でした。

Patioライブ2008.8.29_04

"左から須田隆久さん、鳴神、堀江朋子さん、石井奏碧さん。"


堀江さんはGWに東京都の立川市で行われる「立川フラメンコ」を起ち上げた方でもあります。
すでに15回目を迎え、スズラン通りを中心に500人を越えるバイレが集まる日本一の野外フラメンコイベントです。


["立川フラメンコ"]

立川市この動画にも堀江さんが登場なさっています。(立川市動画チャンネル)



["2016立川フラメンコ前夜祭"]

こちらは2016立川フラメンコ前夜祭、堀江さんの「アレグリアス」(Alegrías)のステージです。(藤井裕美さまご提供動画)


石井座長、須田さん、堀江さん。素晴らしい時間を本当にありがとうございました。
こんなに素晴らしいフラメンコを茅ヶ崎で観られるなんて、なんという幸せでしょうか。
ぜひぜひ、遠からぬ日にまた茅ヶ崎へお越し下さい。
PATIOが湘南地区のフラメンコ発信拠点となることを強く願っております。

Canon PowerShot G9x

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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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