★★谷津矢車先生に『能舞台の赤光』のご感想を頂きました!★★
- 2018/08/13 20:11
- カテゴリー:作品・お仕事
『おもちゃ絵芳藤』(文藝春秋)で、今年度の歴史時代作家クラブ作品賞を受賞なさった歴史時代小説界の超実力派、谷津矢車先生。
谷津矢車先生が、ツイッターに『能舞台の赤光 多田文治郎推理帖』の素晴らしいご感想をご投稿くださいました。
僕が模索する新しい方向性についてのご理解を頂き、本当に嬉しいです。
谷津先生のお許しを頂いてこちらに転載させて頂きます。 皆さまにも、ぜひ、お読み頂ければありがたいです。
――鳴神響一先生の「能舞台の赤光 多田文治郎推理帖」(幻冬社文庫)を拝読。 芸の道を愛する鳴神先生らしい小説だなあ、と、作者の人となりを知るゆえの感想が湧く…。
鳴神先生といえば、世界全体に広がるパースペクティブと、その世界に対峙する一個の人を描き出すエンターテイメント作家という印象がありますが、本作シリーズや「真田夏希」シリーズで新たな顔をお見せになられてます。
本作は、鳴神先生らしくない一方で、非常に鳴神先生らしい一作でもあるなあ、と。したたかにフィールドを広げてらっしゃる…!
なんというか、いつも世界の大きさをいかんなく描いてらっしゃる作家さんだけに、江戸時代の「小ささ」もいかんなく描けるのであろうなあと。
谷津先生、本当にありがとうございます。
拙作についてのあたたかいお言葉を頂き、本当にありがたいです。
次回作への大きな勇気を頂戴できました。
これからも、小さな世界をどんどん描いて参りたいと存じます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。
――あたしは絵師だ。死ぬまで絵師だ。死んでも絵師だ。―歌川国芳の弟子の姿を通し、絵師の矜持と執念に迫る傑作。(帯の内容紹介より)
写真は土曜日の夕焼け、別の場所からの撮影。
Pentax K-1 + DFA 28-105mmF3.5-5.6