三遊亭竜楽師匠の高座に伺いました。
- 2018/08/10 09:48
- カテゴリー:フラメンコほかライブなど
昨日は「お江戸 両国亭」で開かれた「円楽一門両国寄席」に伺い、七人の落語家の噺と一人のマジシャンの手品を楽しんで参りました。
6月9日以来、なんと、二ヶ月ぶりの東京でした(^_^;
大トリの三遊亭竜楽師匠のネタは『井戸の茶碗』でした。
くず屋の清兵衛、浪人千代田卜斎、細川家の若き馬廻り役の高木佐久左衛門、善人ばかりが登場する味わい深い人情ものです。
笑いながらストーリーに引き込まれていてるうちに、一人一人の人物像が、師匠の話芸によって、なんとも鮮やかに浮き彫りになっていきました。
驚いたのは、千代田卜斎が住む裏長屋と、高木佐久左衛門の住む細川家などが、わずかな情景描写で、心に映像として浮かんでくることでした。
たとえば、窓から声を掛けるシーンなどから臨場感が生み出されているのです。これは話芸だけの世界だと痛感しました
武士にとって、さらに人間にとって、大切なものは愚直さや誠実さであることが、痛いほど伝わってきて、大変にさわやかなサゲとなりました。
また、師匠からはとても大事なお教えも頂き、本当にありがたく感激でした。
古典落語の大ベテランの竜楽師匠は、八カ国語を駆使し、世界各国の会場で高座をお持ちになっていることでも大変に有名な方です。
師匠はまた、中央大学法学部の先輩でもいらっしゃいます。
竜楽師匠、また高座に伺います。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申しあげます。
Canon PowerShot G9x
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