"Mambo inn"のライブに伺いました!
- 2017/09/04 12:41
佐藤英樹さん、鈴木義樓さん、
Jonathan Katzさん、佐々木裕里さん
昨夜は平塚サンタナで開かれましたラテン・ジャズ・バンド"Mambo inn"のライブに行って参りました。
僕は、ベーシストの伊藤寛康さんの長年のファンです。
"Mambo inn"のアルバムも愛聴盤なのですが、ライブは初めてでした。
いや~スゴい! 本当にすごいライブでした。
メンバー皆さまの卓越したテクニックに支えられた熱くクールな音楽世界が素晴らしかったです!
知的でパッションに満ちていて洗練されていて、なおかつお茶目でユーモラス。何よりも、客席に向けた、ご出演者の皆さまの温かいエンターテナーぶりが心に沁みました。
MCはスティーブ・サックスさん。流暢というレベルを超えた日本語で、ユーモアたっぷりギャグ満載でお話しになります。
ラテン・ジャズのスタンダードナンバーでバンド名にもなっている"Mambo inn"から始まったステージに、僕はすぐに大興奮!
スティーブ・サックスさんの洗練されたバリトンサックスと、ジョナサン・カッツさんの流麗なピアノが、会場をラテンジャズの世界に引き込んでゆきます。
ずっと昔から一緒に演奏してこられたという伊藤寛康さん、鈴木義鏤さん、佐藤英樹さんのリズムセクションは、息がぴったり! 情熱的で完璧なリズムを叩き出します。 三つの楽器がドラムセットの役割をも果たしているのが印象的でした。
ショパンの「ノクターン第二番」や日本唱歌の「海」なども、見事にラテンジャズとしてカッコよく演奏しきってしまう実力に舌を巻くばかりです。
ジョナサン・カッツさんのオリジナル曲"Green Sauce"から始まった二部。三曲目の"Broadway"(カウント・ベイシー)では、スペシャルゲストの佐々木裕里さんが、フレンチホルンで参戦。
ジョナサン・カッツさんは、ピアニカにフレンチホルンのマウスピースをつけた特製楽器を手にされます。スティーブ・サックスさんのバリトンサックスとの三管演奏は、ものすごく楽しかったです。
盛り上がりまくりのエンディング"Dear Old Stockholm/ Mambo Around the World"に続けて、アンコールは二曲も大サービス。
エルトン・ジョンの"Can You Feel the Love Tonight"(fromライオン・キング)と、ビートルズの"And I Love Her"でしっとりと。
オープニングから最高のアンコールまで、二時間近い贅沢な音の渦に大感激、大満足の鳴神でございました。
★昨夜の素晴らしい演奏が蘇る、渋谷"JZ Brat"のライブ映像をアップします。 (伊藤寛康さんの公式動画です)
こんなにすごいライブが間近に聴けるなんて、なんてありがたいことでしょう。昨夜も痛感いたしました。
「サンタナ」のスタッフの皆さま、ありがとうございました。
★ご出演者は次の皆さまです。(敬称略)
・スティーブ・サックス(Steve Sacks)
(バリトンサックス、ソプラノサックス、フルート、アルトフルート)
・ジョナサン・カッツ(Jonathan Katz)
(ピアノ、ピアニカ)
・伊藤寛康(Hiroyasu Ito)
(ベース)
・鈴木義鏤(Yoshiro Suzuki)
(ティンバレス、パーカッション)
・佐藤英樹(Hideki Sato)
(コンガ)
スペシャルゲスト
・佐々木裕里(Yuri Sasaki)
(フレンチホルン)
スティーブ・サックスさんは、名プレイヤーで、作曲家であると同時に、ハーバード大卒の音楽理論学者でもあります。幅広い音楽活動をなさっています。
ジョナサン・カッツさんは、イェール大学とイ-ストマン音楽院出身。レイ・ブラウンとの共演を始め、活動歴には目を見張るばかりです。
伊藤寛康さんについては、以前にもご紹介させて頂きました。
「オルケスタ.デ.ラ.ルス」のメンバーとしてグラミー賞にノミネートされたり、サンタナと共演されるなど、輝かしい活動を続けていらっしゃいます。
★"Mambo inn"のアルバムはこちらから。
・1stアルバム「マンボ・アラウンド・ザ・ワールド」
・2ndアルバム「ファイブ・ブラザーズ」