土曜日は鈴木ゼミでした。
土曜日は鈴木重生ゼミの日でした。
今回は、第153回芥川龍之介賞受賞作である又吉直樹氏の『火花』が題材でした。
法学部の出身なのですが、僕の大学には専門課程に進む前に教養課程にもゼミがありました。
僕が選んだのは鈴木重生教授のゼミでした。
テーマは「大衆小説の面白さを考える」……なんと、今の仕事にちゃんとつながっているでしょ?
我が師、鈴木重生先生はフランス文学者であり、小説家としてもご活躍なさっていらっしゃいます。ご専門はヌーヴォー・ロマンです。
先生は昨秋で90歳を迎えられました。
先生の舌鋒の鋭さは僕の学生時代と少しも変わっていません。
今回も僕は先生からたくさんの新しいお教えを頂くことができました。
そして、先生は現在も小説を書いていらっしゃいます。今日も新作の掲載された雑誌を頂戴して大感激でした。
先生や仲間との出会いから35年も経っています。
当時のワカモノたちはすっかりオジサンになってしまいました。
でも、なんと言っても嬉しいのは鈴木先生をお迎えして、こうしてゼミが続けられていることです。
当時のゼミについては、前回のゼミの記事に詳しく書きましたので、ご覧頂ければ幸いです。
今回は残念ながら、女性メンバーをはじめインフルエンザなどで欠席者が続出という状況になってしまい、参加できたゼミ員は四名でした。
最大で十名程度が参加したこともあります。
いついつまでも、あと二十年くらいはこのゼミを続けられたらと、心から願っています。
鈴木先生、僕たちを教え導いて下さって本当にありがとうございます。
これからも末永く変わらぬご指導の程、よろしくお願い申し上げます。