【物語】
――春爛漫の吉原仲の町に世にも美しい花魁が道中してくる。その名も篝火――滅多に姿を拝めぬばかりか、決して客と同衾しない伝説の花魁を我が物にせんと、今日もお大尽の虚しい挑戦が続いていた。だが、篝火花魁にはとんでもない秘密があった。その正体は美男、しかも故あって甲賀のくノ一、美咲に幼少時より吉原に匿われていた尾張徳川家の御落胤だったのだ。秘剣「見返り柳」が世の悪をしなやかに斬る!! 超期待の新シリーズ始動。(双葉社サイトより)
装画:山本祥子
装幀:長田年伸
カバーイラスト剣術指導:金山孝之
IISBN-10: 4575668818
ISBN-13: 978-4575668810
★刊行から7ヶ月で3刷決定しました。感謝申しあげます!
★啓文堂書店時代小説文庫大賞2位となりました。ありがとうございます!
★刊行から1ヶ月で重版決定しました。感謝申しあげます!
★★メディア等で紹介されました。★★
【時代小説SHOWに書評掲載】(2018.5.12)
「時代小説SHOW」で、文芸評論家の理流(Riryu)先生に『おいらん若君 徳川竜之進 1 天命』(双葉文庫)の書評を頂きました。
【時代小説SHOW】
「吉原一の花魁は尾張徳川家のご落胤で、剣の遣い手」
最後の部分を引用させて頂きます。
――本書の魅力は、尾張徳川家のご落胤が新吉原一の花魁という奇想天外な設定に加え、竜之進の溌溂とし、無鉄砲な若者らしい行動と、悪を斬る『見返り柳剣』も見ものです。シリーズの今後の展開が楽しみです。――
また、カバーイラストへの温かいご評価も頂けて、本当に嬉しいです。
次回作への大きなエネルギー頂くことができました。ありがとうございます。
理流先生は、たくさんの雑誌で時代小説の解説や書評をお書きになるなどのご活躍をなさっています。
今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
【時代伝奇夢中道 主水血笑録に書評掲載】(2018.5.10)
――鳴神響一『天命 おいらん若君徳川竜之進』 意表を突いた題材に負けない物語とキャラクター
冒頭の部分を引用させて頂きます。
――一作一作、趣向を凝らした作品を送り出してく作者の最新作は、いわゆる若様もの。故あって外で育てられた尾張徳川家の若君が主人公なのですが――タイトルにあるように、若君の表の顔は吉原の花魁。とんでもない設定に驚かされますが、しかしその時点で作者の術中にはまっているのであります。
史実を下敷きにしつつトンデモ設定に挑戦しましたことに、温かいお言葉を頂戴し感激です。
また、本作に込めた作者の思いをご理解頂き、本当に嬉しく光栄です。
力強いご書評に、執筆への大きな勇気を頂くことができました。
心より感謝申しあげます。
三田主水先生は、時代小説の文庫解説や書籍等の解説でご活躍なさっています。
先日も『謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治』の書評を頂きました。
また、過去のすべての作品で書評を頂戴し、深く感謝しております。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【日経新聞で紹介】(2018.4.26)
4月26日の日本経済新聞夕刊「目利きが選ぶ三冊」のコーナーで文芸評論家の縄田一男先生に『おいらん若君 徳川竜之進 1 天命』(双葉文庫)の書評を頂きました。
――常に読者の期待を裏切らない作者の(中略)凝りに凝った一篇。
とのお言葉大変に嬉しいです。
また、★四つ(最高は五つ)の高評価を頂きました。
第二巻への大きな勇気を頂けました。
縄田一男先生は歴史・時代小説の評論については、最も知られるお一人です。
朝日時代小説大賞の選考委員も、長らくお務めになっていらっしゃいます。
また、中山義秀文学賞の選考委員でもいらっしゃいました。
縄田先生には『鬼船の城塞』『影の火盗犯科帳〔二〕』『猿島六人殺し 多田文治郎推理帖』などでも書評を頂いております。
今回作でもお採り上げ頂き、本当に感謝しております。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。