――白金台に鈴の音響くとき、大卒塔婆の死美人送る七つの妖し火が燃える
【物語】
宝暦六年(1756)年、公儀直属の御先手鉄砲組頭の山岡五郎作景之(かげゆき)は、ある夜、白金台の刈田の中で卒塔婆に縛り付けられた娘の亡骸に遭遇した。
翌日、火付盗賊改役就任の内意を告げられた景之は、奇怪な娘の死について調べることに。
甲賀忍者伴氏の末裔である山岡家は、家臣の中でとくに忍術に長けた者を選び抜き、密かに「影火盗組」を組織していた。
景之は、火盗改方と「影火盗組」を率いて、次々に起こる奇怪な事件に立ち向かってゆく。
★★メディア等で紹介されました。★★
【『小説宝石』6月号に書評掲載】
文芸評論家の西上心太先生が『小説宝石』6月号(光文社)の書評コラムに『影の火盗犯科帳〔一〕』の書評を書いて下さいました。
西上心太先生は、ミステリー評論で広く知られ、数々の推理小説で巻末解説を執筆されています。日本推理作家協会賞や江戸川乱歩賞の予選委員もおつとめになっていらっしゃいます。
――気鋭の新人が描く実在のヒーロー
楽しみなシリーズが幕を開けた。
お言葉大変に嬉しいです。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。