――非情な殺しの悲しき真相。甲賀の末裔が悪しき因果を断つ!
寺社を狙った連続付け火騒ぎに潜む闇に、火盗改方の山岡景之と配下の甲賀忍びが挑む。
【物語】
師走を迎え、火盗改役・山岡景之は、家臣で影同心をつとめる忍び「影火盗組」を連れ、浅草寺の歳の市に来ていた。
その折、境内奥で大鳥居に逆さ吊りされ、こと切れていた男を目の当たりにする。火盗管轄の事件ではないものの、景之はひどく残酷な手口に胸騒ぎを覚えていた。
そんな中、奥州仙台・伊達家の上屋敷で火事が起こり、付け火の疑いがあるという。景之は、「影火盗組」の中でも優秀で信頼を寄せる光之進に、早急に伊達家屋敷に忍び込んで中を探るよう命じたが……。
★★メディア等で紹介されました。★★
【『週刊新潮』に書評掲載】
「週刊新潮」12月1日号に『影の火盗犯科帳〔二〕~忍びの覚悟』の書評が掲載されました。
今回も文芸評論家の縄田一男先生がお採り上げ下さいました。
「火付盗賊改役を描く新たな収穫」と題した記事で、「長谷川平蔵以外の火盗改役を描く作品」の中で「その最も優れた収穫」との、大変にありがたいお言葉を頂戴いたしました。
縄田先生には、11月1日(火)の日本経済新聞夕刊に続けて、二度も本作をお採り上げ頂き、本当に感謝しております。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
【『日経新聞』に書評掲載】
11月1日(火)の日本経済新聞夕刊の文化欄に『影の火盗犯科帳〔二〕~忍びの覚悟』の書評が掲載されました。
文芸評論家の縄田一男先生が採り上げて下さいました。
縄田先生は歴史・時代小説の評論については、最も知られるお一人です。
朝日時代小説大賞や中山義秀文学賞の選考委員も、長らくお務めになっていらっしゃいます。
「目利きが選ぶ3冊」のうち1冊にお選び頂き、「プロットも文体も上々」として★★★★の評価を下さいました。大変に光栄です
縄田先生には『鬼船の城塞』文庫の解説もお書き頂きました。縄田先生、本当にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。