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5年前のこの連休は雪の中にいました。

つらら2013.2.10


皆さま、連休はいかがお過ごしでしょうか。

5年前のこの連休は岩手・秋田の両県へ出かけていました。
写真は八幡平山中の松川温泉の部屋から撮ったつららです。


["13 jours en France"]

"13 jours en France"

幻聴は、フランシス・レイの名曲「白い恋人たち」(13 jours en France)

平昌オリンピックが始まりましたね。
「白い恋人たち」は、1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピック記録映画のテーマ曲です。
原題は「フランスにおける13日間」という意味です。

子どもの頃から好きだったこの曲、恋愛映画だと信じて疑いませんでした。

フランスのレコード会社"FGL PRODUCTIONS"の公式動画(静止画だけど)です。

Pentax K-5 + DA 18-135mmF3.5-5.6

水郡線の天使の梯子

水郡線の天使の梯子1


昨夜遅く、帰って参りました。
二年ぶりの「青春18きっぷの旅」で、一年八ヶ月振りの旅行でした。
たった一泊二日でしたが、いろいろと想い出ができました。

水郡線の天使の梯子2


今回の旅は、ほとんどが車窓展望となりました。
まともに風景写真を撮っている時間はありませんでした。
ベストショットはこの三枚あたりかな?
走行中の列車の車窓越しですが、ブレもせず、ピントも合ってくれました。
車内の灯りなどのガラスへの映り込みも目立ちません。

水郡線の天使の梯子3


郡山から水戸へ下る三時間ちょっとの水郡線の旅の途上。
磐城塙駅を過ぎたあたりで、車中から見えた天使の梯子です。
撮影地は、丹羽長重が築いた棚倉城の城趾を過ぎて二駅目くらいの場所です。
福島県からもう少しで茨城県に入るあたり。とてもよいところでした。


["BARBER:Adagio for Strings"]

"BARBER:Adagio for Strings"

幻聴は、サミュエル・バーバーの「弦楽のためのアダージョ Op.11」
レナード・スラットキン指揮、デトロイト交響楽団の演奏でお送りします。(公式)

Penatx K-3 + DA 18-135mmF3.5-5.6

ある日の空42 「みちのくの小京都」

角館1

この前の連休に、取材を兼ねて「みちのくの小京都」と呼ばれる 秋田県の角館を訪ねた。
しだれ桜で有名な武家屋敷は、想像していた以上の規模だった。
久保田藩の支藩である佐竹北家は、一万五千石の石高に過ぎないのにも拘わらず、優雅な佇まいの美しい町並みが残っていた。
いちばん驚いたのは、街の規模にそぐわぬ目抜き通りの道幅である。
現代の自動車道路としても、ゆとりを持って対面通行できる幅員を持っている。
傘を差したままのすれ違いが難しい道が珍しくないほど、城下町の道は狭いことが多い。角館の街を築いた人々は、先見の明があったとしか言いようがない。

角館1

幸い好天に恵まれたが、盆地の冬の底冷えは厳しかった。
武家屋敷の青柳家石黒家を廻っている途中で、歯の根が合わなくなってしまった。
もっとゆっくり、見学したかったので、残念だった。
しんしんと冷える秋田の冬を、ちょっと甘く見ていたようだ。
帰ってきてから、次に訪ねるときのために、パタゴニアのキャプリーン4というベースレイヤーを買ってしまったほどだ。

角館2

19時過ぎのこまちに乗る前に震え上がった身体を『しちべえ』のキリタンポで暖めることができた。
歴史的建造物を活かしたインテリアもシックなお店である。
比内地鶏は、スープも肉も最高に美味かった。


先月の半ばから、シェリー酒の本場、ヘレスに行っている島崎リノさんは、アンダルシアの名物料理に舌鼓を打っているだろうか……。


ある日の空40 「憧れの土地」

八幡沼1

10月の連休には幸いにも八幡平に出かけることができた。
詳しくは後日書きたいが、記憶が風化しないうちに、八幡沼の青空だけでもアップしておこう。

実を言うと、この景色は中学生時代、旅に目覚め始めた頃に、大変に憧れた場所である。
高2の夏休みに、友人たちと訪れて、夢が叶った。


30年という歳月を経て、変わったのは、沼畔に建つ避難小屋の陵雲荘が建て直されたことだけだった。


ある日の海6 「ウミネコの親子」

ウミネコ

一昨日のエントリーで書いた新日本海フェリーの続き。
秋田港停泊中には、たくさんのウミネコが寄ってくる。
乗客から貰える朝ご飯を狙っているらしい。
人を見ても少しも逃げようともしないので、こんな写真がデッキ散歩のついでに朝飯前に撮れてしまう。

ウミネコの子

成鳥は可愛いとは言えない顔つきだが、ヒナはこんなに可愛らしい。
まるで、朝が早いので寝ぼけているように見える。
どんな動物でも子供は愛くるしい。

日本海から望む早暁の鳥海山

3枚目と4枚目は、秋田港入港前のデッキ上から撮影した。
3枚目の写真は鳥海山のはずである。
4枚目はとつぜん、薄明光線が現れて心躍らせてシャッターを切ったもの。

日本海上の薄明光線

詳しくは書けないが、今日はとてもありがたいことがあった。
小説の執筆上で悩んでいたことを、お忙しいのにも関わらず、ある方が親身に教えて下さったのだ。
執筆が暗礁に乗りかけていたので、どれだけありがたかったことだろうか。
それこそ、この写真のように暗い空に明るい一条の光が差した感じだった。

ご厚情には、容易には報いることができず、心苦しいばかりである。


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第6回角川春樹小説賞を受賞し『私が愛したサムライの娘』でデビューしました。同作で第3回野村胡堂文学賞を受賞。
歴史時代小説とミステリを書いています。20年来のフラメンコファンです。

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