『私が愛したサムライの娘』(角川春樹事務所)で、デビューすることができたのは、2014年の今日10月1日です。
あれから満5年が過ぎ、6年目に突入しました。
この5年間で、21作品23冊の長編小説を世の中に送り出して頂けました。
なんとか消えずに、仕事を続けておられますのも、皆々さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
ご担当編集者さまを初めとして、校閲、装幀、装画と、本作りの過程で、すぐれた才能とお力を頂いている皆さま。
一冊の本となった作品を、全国の読者さまにお届け頂くために、日夜ご尽力下さっている広告、営業、取次、そして書店員の皆さま。
さまざまな場面で、拙作をお採り上げ下さった文芸評論家の先生方、ご指導やお励ましを下さった先輩作家の先生方への感謝も忘れた日はございません。
何よりも鳴神の作品をお手にとって下さった、全国の読者さまに深く深く御礼申し上げます。
日々、僕の話し相手となって下さり、励まして下さっている素敵な友人たち。
素晴らしいステージで僕にエネルギーとインスピレーションを下さるミュージシャンやバイレの皆さま。美術・工芸アーティストの皆さま。
毎日のように美味しいお料理をご提供頂いている茅ヶ崎の飲食店の皆さまにも感謝し続けています。
幸いにも6年目も、新シリーズも含めていくつかの物語を皆さまにお届けできそうです。
読者さまに喜んで頂ける作品作りのために、もっともっと頑張ります。
今後とも、鳴神響一の作品を、ご愛顧頂ければありがたいです。
「希望の轍」
幻聴は、サザンオールスターズで「希望の轍」(公式)
2014年10月1日は、第6回角川春樹小説賞授賞式の当日でした。
茅ヶ崎駅では、発車メロディー「希望の轍」がスタートした日でした。
授賞式に出かけるとき、5番線ホームに立った僕の耳に「希望の轍」のイントロが飛び込んできました。
僕はなんだか、自分が祝福して貰っているような気がして、じーんとしながら、東京方面行きの電車に乗り込んだのでした。