今枝友加さんと
昨夜は西日暮里のタブラオ「アルハムブラ」で開かれた今枝友加ライブ2016 "de ensueño"(夢)に行って参りました。
これほどのアルティスタが一堂に会するのか、と思わずうなるほどの出演者が勢揃いで、本当に素晴らしいライブでした。
「グアヒーラに寄せて」と題する僕の詩を採り入れて頂き、第一部「セバスティアンの夢~モロンの酒場より~」の楽しい舞台を創り上げて下さったことに、まずは心よりの感謝を申し上げます。
ダニエル・リコさんが演じたセバスティアンは、1898年のキューバ戦争終戦後、ハバナから尾羽打ち枯らして本国に戻り、羽振りのよかった昔をなつかしむ酔いどれ男のイメージにぴったりでした。
日本を代表するバイレのお一人、今枝友加さんのオープニングの「カラコレス」、エンディングの「タラント」とも、強烈なアイレに満ちた最高のフラメンコでした。まさに興奮のステージでした。
左から篠田三枝さん、鳴神、井上泉さん
十年近くおつきあい頂いている篠田三枝さんのキレキレの踊りも、久し振りに拝見できてとても嬉しかったです。
篠田さんは僕の本をお読み下さっていて、昨夜も温かい励ましのお言葉を頂き感激でした。
ダニエル・リコさんと井上泉さんには、一昨年の11月にエルフラメンコで開かれた島崎リノさんの発表会で、一緒に舞台を踏ませて頂きました。
そのときの「コロンビアーナ」を、はるかにパワーアップして再演されました。ドキドキするほど素敵でした。
五人のカンテ(!)が、客席からお題をもらって、日本語で即興の歌詞を「ファンダンゴ」のメロディで歌うという「フラメンコ大喜利」(?)
こんなすごいことができるカンテの人たちを僕は知りません。
実力派カンテが揃ってこその楽しいひとときでした。
今枝友加さん、篠田三枝さん、島崎リノさん、松島かすみさんのバイレが勢揃いした「ロンディーニャ」も、圧倒的にパワフルなのに、愛らしさを表現していてうっとりでした。
ダニエル・リコさんと
フィン・デ・フィエスタ(終演)では、ダニエル・リコさんのMCで、作家鳴神響一のご紹介も頂き、恐縮の限りです。
超豪華な出演者は次の皆さまです(敬称略)
G:こうずゆうじ、柴田亮太郎
C:阿部真、有田圭輔、石塚隆充、ダニエル・リコ
CB:井上泉
B:今枝友加、篠田三枝、島崎リノ、松島かすみ
Per:容昌
Palma:吉田久美子
僕の詩の世界を広げて下さった今枝友加さん、ダニエル・リコさん。
ご縁を作って下さった島崎リノさん。
そしてすべての出演者の皆さま。本当にありがとうございました。
楽しい夢のような一夜でございました。
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