七夕の昨夕は「なかのZERO」小ホールで開催された、島崎リノフラメンコ教室"e Studio DaiDai"第7回定期発表会にご招待頂きました。
実力派バイレ、島崎リノさんとは十年を超えるおつきあいです。
第4回と第5回の発表会には、フラメンコにまつわる自作詩の朗読というかたちで参加致しました。
教室の生徒さんにもたくさんの友だちがいて、昨夜は心からの応援の気持ちを込めてステージを拝見しました。
550名に及ぶ観客のなかでも、もっとも高い緊張感を持ってステージに見入った一人だと思います。
オープニングの生徒全員による「真夏の夜の万華鏡」(タンゴス+セビジャーナス)はまさに圧巻でした。
リノさんがテアトロ(劇場型)フラメンコの演出にこんなにすごい力をお持ちとは驚きました。
そして、バストン(杖)を小道具に使ったお洒落な「ガロティン・コン・バストン」を皮切りに、生徒さんたちの群舞やソロが続きます。
気合いのこもったプロレベルのソロ。
息のあった華やかで優美な群舞やパレハ(ペア)。
フラメンコへの情熱と熱い思いを込めて踊る姿は本当にすがすがしく、誰もが生き生きと輝いていました。
この夏の新人公演に挑戦するお友だちNさんの「シギリージャ」には胸を打たれました。茅ヶ崎にも何度か遊びに来てくれている彼女ですが、奨励賞の栄冠に輝くことを願ってやみません。
リノ先生の模範演技「カラコレス」は凄かった。
バタデコーラという裾の後ろ側がすごく長いドレスを軽々とさばくその実力に舌を巻きっぱなしでした。
「え? バタデコーラでこんなの踊っちゃうの?」という驚きの時間でした。
生徒さんたちは、さまざまな仕事を持って忙しい日々を送っています。
リノ先生の指導のもと、誰もがフラメンコへの熱い情熱を抱いて鍛錬の日々を送ってきたのです。
昨日までのリノ先生と生徒さんの挑戦と苦悩と歓びの時間を思って、心が熱くなりました。
本当に素晴らしい発表会でした。
リノさん、生徒さんありがとうございました。
打ち上げにも参加して、リノさんや生徒さんたちとお話しすることができました。
力を出し切った皆さまの笑顔は美しく輝いていました。
そして、ミュージシャンの皆さま、舞台監督、照明、音響の皆さまともお話しできました。
舞台を作り上げている皆さまから、思いもしないお話を伺うことができてとても勉強になりました。
第4回の照明を担当してくださった皆さまが僕のことを覚えて下さっていて嬉しかったです。
生徒さんたちの思いに寄り添い、昨日のステージを作って下さった素晴らしいアルティスタは次の皆さまです。
・ギター:今田 央
・ギター:尾藤大介
・カンテ:有田圭輔
・カンテ:ダニエル・アズカラテ
・パーカッション:容昌
・ヴァイオリン:三木重人
発表会終了後は気抜けして、ちゃんとした写真も撮れませんでした。
友だちが送ってくれた一枚です。応援の気持ちを込めてリノ先生と生徒さんに花をお贈りしました。
次回は参加したいなぁ……。
せめてセビジャーナスでも踊るフリができればなぁ……。
"Aprenda a bailar sevillanas"
幻聴は、典型的な「セビジャーナス」(AndaluciaTube公式動画)